北彩ケアマッサージの訪問時の患者様のお話(さいたま市大宮)
2022/09/28
こんにちは!
台風が過ぎて、急に涼しくなりましたね。
涼しくて過ごしやすく気持ちの良い季節になっていきますが、反面、体調を崩される方も多い季節になります。特に、ここ何年かは夏の暑さが激しくて百葉箱(最近は使わなくなったとの話も聞くので気象庁の観測で使うような日陰の温度計としての意味合いです)の気温でも37度なんて日が当たり前でそんな状態を二か月近く体感してきたところに急に最高気温20度などの日が来るので、体のほうもびっくりして気温の変化についていけず、調子を崩す。なんてのもまぁ当然なのかもしれません。しっかりと、ご自身のを体感を信じて寒いなぁと思ったら一枚多めに着るなどの工夫ができるように、出かけるときなどは邪魔かもしれませんが軽く羽織るものを持っていくのが良かったりすると思います。
少し話が変わりますが、僕の担当している患者様の話を書きます。
その方は主に腰部脊柱管狭窄症に対するケアと、大正生まれと、ご高齢の為、活動量といいますか運動量といいますかそこらへんがどうしても減ってきていて、筋力低下や廃用症候群などからくる筋萎縮、筋固縮による可動域低下に対するケアを目的として訪問マッサージに伺っている方になります。
先日、その方のお宅に伺った際に、数日前から首のチクチクした痛みが少し再発したとのお話しがありました。
実は以前、水戸の娘さんの所へ一年ほど行っていた為、訪問マッサージの担当をその間外れていたことがあったのですが(実際には何か月か早く戻られたようですが引っ越しに伴う家のバタバタで約一年後にマッサージの再開依頼となりました)新しい主訴として、頭部、後頚部から肩甲骨の辺りにかけての神経痛を訴えられたおりました。ご本人にとっては狭窄症の症状や筋力の低下よりよほど気になることのようでした。触診では後頚部や肩回りの筋肉にむち打ちの過緊張のような症状があり自覚症状や経緯等の話をよく聞いて、何度か時間をかけて気にならなくなったと、言うことがあったのです。
なので今回も、ご本人の言葉を借りるとトラウマ級の恐怖らしくて、何よりも解決したいとのことで、触診からしてみると後頚部に過度の緊張状態を認めたので、問診に移りました。
以前の場合は、主治医さんとの話と、問診時の患者さんからの話を足して推測すると、短期間に引っ越しが続いて疲れが抜けていないところに、荷物の整理の過程で出てきた、布などを見て好きな針仕事に熱中していた結果、頭を垂れた姿勢を続けて、後頚部にさらに疲労がたまったことをきっかけに発症した可能性が高いとの結論でした。
そこで今回の再発なのですが、以前の引っ越しのような運動器をたくさん使うような疲労は要因が思い当たらないようでした。ただ、今は季節替わりなので、気温差も激しく、体温の維持などで、血圧も上下の変化が起きやすい時期で、当然内分泌系の機関も無理をしているはずなので、気づかないうちに疲れがたまっている可能性は大いにある季節です。体に疲れはたまっていたと仮定しました。では、引き金になるような無理な姿勢をとっていないか?色々聞いても何も出てこないんですね。
うーん何だろう?と、思いながら、その後、再び患部を触ってみたらとても冷たく感じました。あれっ?と、思って冷えていることを尋ねたところ少し原因かもしれないことが見えてきました。毎晩、寝るときに首の下にアイスノンを敷いているとの事だったのです。その方のマッサージには数年間通っているのですが、かなりの寒がりな方で、今まで熱を出した時以外アイスノンのようなものを使った話を聞いたことがなかったので、熱が出てしまったのか?と、いうような質問をしたところ、こんなおはなしでした。
今年の梅雨から夏への季節替わり6月末~7月頭頃に、就寝時にどうも寒い気がして少し前に片づけた、厚手の掛け布団を1枚余分に掛けて寝たそうです。朝起きると何か気持ちが悪くて、家族に話し、主治医さんに相談したところ、軽い熱中症ではないか?との診断だったそうです。で、これから暑い季節になるので、就寝時に首の下にアイスノンを敷いて寝てみてはどうか?との提案があったようです。その方ははりきる性格でもあるので、夜中にトイレに起きた時でも冷蔵庫に行って新しいものと交換していたそうです。その習慣が出来たまま、夏から秋へ季節替わりをしている今も続けているとのことでした。
そこで、その数日前から夜の気温が20度少し超えるかなぁ?位になってきていて、就寝時の熱中症のリスクがかなり低くなっていること。過度に冷やすと筋肉が固くなりやすいこと。現に今(その日の訪問時間は午後1番くらい)首が冷たくて、固いというか少し過緊張のような張りがあること。そのことが、以前の状態も加味してその方のピリピリした首の痛みの原因になりうることを説明してアイスノンはそろそろいらないのではないか?と、提案してみました。
その後それでも熱中症が怖いとか、寝室が熱いとのお話が合ったのですが、冷やし方や、冷やす場所を変える提案をして試しに首は冷やさずに寝てみてもらうことになりました。3日後次の訪問の際に、ご本人から首のピリピリ感がほとんど出ることがなくなった。とのお話しがあり施術時にも多少の張は残っているものの冷たい感じはなくなっていて、特に首がおかしいという感じは見受けられなくなり、その後の訪問時にも今の所作戦が成功している感じです。と、いうことがありました。
例えがうまくなくて長くなりましたが、季節替わりに気を付けたいことがいくつかあった事例だと思ったので紹介してみました。
1つ目季節替わりは気温の変化が激しくて体調を崩しやすいということ。
少し触れましたが、こんな時期は気温差が大きくなって体内では内分泌系が大忙しで疲れやすかったり、この事例ではあまり関係ないかもしれませんが、血圧も大きく変動しやすいので、特に普段から高血圧の方なんかは、元々血管にダメージがたまっていたりすると動脈瘤や脳出血なんかのリスクも高まるようです。
2つ目特に高齢者に多い感じがあるのですが、気温の変化に鈍感な方がいるということ。
鈍感という表現を使いましたが、この事例のようにほとんど寒がりな方が多いように思います。僕が訪問マッサージの仕事で出会った患者様で数名だけ「こんにちは~。先週来たときは車から歩いてくるだけで汗が出るくらい暑かったのに急に涼しくなりましたね~。長袖だしました~!」なんてあいさつで入っていったら、暑いよ!と、エアコン効かせてかなり寒い部屋にいた方もおられたので、鈍感との表現にしました。
3つ目寒さ暑さに気づけなくて熱中症やこの事例の症状の再発などを起こすということ。
上2つの事に重ねてになりますが、僕たちのような訪問サービスを必要としている方は基本どこか弱っている部分をお持ちの方だと思います。なので、僕たちのような訪問サービスの人間や御家族、ケアマネージャーさんなど近くでかかわりをもと人間が、観察して声をかけることが、とても大事だと思います。
私どもは医療保険を使った訪問マッサージを行っている「北彩ケアマッサージ」と申します。
寝たきり・歩行困難・筋力低下などで悩んでいらっしゃる患者様のご自宅や施設などへ訪問させていただいております。
北彩ケアマッサージは、さいたま市【大宮区・見沼区・北区・西区・緑区】を中心に上尾市などにも、訪問しておりますので、訪問マッサージにご興味あるかたはお気軽にお問い合わせください。
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北彩ケアマッサージ
〒
331-0812
住所:
埼玉県 さいたま市北区 宮原町 4-92-17
電話番号 :
048-672-4567
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